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桜の花びらで君は
ピンクの季節に 移るのは難しくて
曖昧な感じで ぼやけたお化粧をして
履歴書をラメ入りのペンで書いて
キラキラしているのは たったそれだけ
桜の花びらで リストカットして君は死んだ
誰かのつくった理想通りの君は すごくダサくて
目を瞑っても見たくなかった
今、君の全部を鳴らして
搾り出した幸せを 無理やり噛み締めて
味のない生活をお金で守る
冷たくなっていく 平熱を記録しては捨てる
木の下に埋めても なにも咲かせないよ
あの子がいられない こんな世界なら
枯れればいいんだ
壊れたおまじないを 叶わないのにずっと唱えた
悲しくないふりをするのは もう慣れっこだよ
バイバイする日は来るってちゃんと知ってたけど
いつでも会えなくなるのは寂しいな
細い小さい腕に 落書きをいっぱいされた
だから飛べない足に 飛ぶための羽をつけた
桜の花びらで リストカットして君は死んだ
誰かの理想通りにならないようにと もがく姿は
美しかった 守りたかった 抱きしめられなかった
ピンクの季節に 深い青色を混ぜて
私の季節にできれば良かったな
ピンクの季節に 深い青色を混ぜて
私の季節にできれば 何か変わったかな
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