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誰も知らない星座

生み堕とされた 命の果て 花束の底に眠る
背伸びしても 届きはしない 電球の切れた 部屋の中

街のそこらじゅうに 転がってる 
誰もが持ってる フツウ を
やっぱり 一度も 知らない 失う 恐さも 知らない


きみが 世界を拒絶した
あの一瞬を まだ覚えている
ぼくに 手を ふらないで
途切れてしまう 前に 生命線を繋いで
暗闇だけの 空に投げよう


潰れた 口紅 を 塗った
天使がこちらをみて 笑う
愛してくれる はずだった
あなたを置いて きみはゆく
命を宿した 特典
美しさや 暖かさに
触れることができなかった
音楽も 映画も 全部 届かないよ


希望も絶望も ここにはなかった
血が滲むくらいに たたいた手の平が
幸せの証
鼓動は孤独で 聴こえなくなって
救いたい 救われたいも 神様はどうせみてないんだろ

きみが 世界を拒絶した あの一瞬を もう見逃したくない
ぼくの 手を掴んでよ

途切れてしまう前に 生命線を繋いで
暗闇だけの 空に投げたなら
誰も知らない星座を 煌めかせよう

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